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当社は、30年以上にわたり

ステンレス部材の高精度加工に携わってきました。

その流れの中で培ってきた経験と技術により、

難易度の高い加工においてもお客様の要望にしっかりとお応えします。


◇切削加工◇

ステンレスの切削加工

複雑形状である食品機械部品は、マシニングセンタやNC旋盤などの機械を用途によって使い分け、ステンレスの塊から求める形に削り出し製造します。

 

ステンレスは一般に難削材とされており、切削によって加工硬化や歪みを生じますが、30年以上にわたる当社の高精度切削加工の技術により、素材の剛性や熱変形などの特性を理解し、難易度の高い加工においても「0.01mm」の精度が可能です。

◇板金加工◇

ステンレスの板金加工

原動機カバー・安全カバー等は、ステンレスの薄板(厚さ1~1.5mm)を板金加工して製造します。

試作品や小ロット製作が得意ですが、複雑形状加工や大量生産のご依頼には、ご期待に沿えない場合がございます。

【写真右下:薄板曲げ加工機(自社製)】

◇溶接加工◇

ステンレスの溶接加工、TIG溶接

【TIG溶接】

安全性・意匠性が要求される個所にTIG溶接をおこないます。安定して行うためには、熟練が必要ですが、当社では、現在5名のTIG溶接の技術者がいます。経験を積み、職人全員が技術を身に付けることを目指しています。

手が触れる箇所などは、溶接後に研磨加工で仕上げ、接合部分を分からない程美しく仕上げることが可能です。

 

◇研磨加工◇

研磨加工、バフ研磨

当社では手作業でおこなうバフ研磨に力を入れています。バフ研磨は、高速で回転するホイールに製品を接触させ摩擦で磨いていきますが、少しのブレや力加減が光り方やムラに繋がるため、細かな調整や経験に裏打ちされた感覚が必要となります。

台車の持ち手や原動機カバーなど滑らかな表面が要求される製品に対しておこないます。接合部が見た目では分からないほど美しい仕上がりとなります。

◇パイプ曲げ加工◇

パイプベンダーでステンレスパイプを曲げ加工

パイプベンダーの導入により、ステンレスパイプの曲げ加工の短納期・量生産が可能となりました。現在、直径34mm・肉厚2mmの手すりやハンドルを製造しています。極小曲げ半径(50R)が可能で、曲げ部にしわや割れもなく、美しい仕上がりが実現します。他に、自動車部品や船舶部品に使用されます。

パイプの系が異なる場合には、別途金型が必要となります。まずは一度ご相談ください。